2007年10月26日

インターンシップとキッザニア

多くの企業が、様々な形のインターンシップを行うようになりました。仕事の内容を理解してもらいミスマッチを減らすという本来の目的以外にも、企業PRの一環として考えているところもあります。期間も長期のものから、最近増えてきた1DAYのものまで様々です。

そんな、インターンシップですが、既に経験した学生たちからの改善要望が、ジョブウェブの調査結果に載っていました。いくつか拾ってみます。

・インターンシップで行った結果を実際のビジネスに反映させて欲しい
・実際に働いている社員の姿を見ることができる見学会があると良い
・社員や参加学生との交流の場が欲しい
・受け入れ人数が限定されている長期のものを増やして欲しい
・1DAYでは理解や交流が出来ない(逆に1DAYは様々な企業に参加できるので良いという意見もあり)
・事前に具体的な内容が知りたい
・出来るだけ早く実施日時を公表して欲しい
・これまで参加した学生の感想を知りたい
・実施する会社が増えて欲しい
・受け入れ人数を増やして欲しい

インターンシップの仕組みも各社いろいろ試行錯誤をしている段階だと思います。どうやったら学生の興味を惹けるか、優秀な人材にアプローチできるかが企業側の一番望むところです。
そのため、辛いだけの研修ではなく、何かしら楽しめる要素も必ず含まれていると思います。

そう考えていて、ある施設を思い出しました。キッザニア東京です。

ここは実物そっくりの仕事体験が出来る、こども向け施設で、豊洲(東京湾の埋立地)にあります。
そのコンセプトにはこう書いてあります。「キッザニア東京は、好きな仕事にチャレンジし、楽しみながら仕組みを学ぶことが出来る、日本発のエデュテインメントタウンです」

小さな子どもでも、最高学府を出ても、やっぱり現場(模擬現場)に接しないと、実態は感じ取れないという事なのでしょう。
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2007年10月18日

インターンシップ先を選択する基準と動機

ジョブウェブが『【09学生に聞く!】インターンシップエントリー基準と参加動機』というアンケート結果を発表していましたので紹介します。

《1.インターンシップ選択基準》
どんな基準でエントリーするインターンシップを選択したかという問いについては、以下の順でした(括弧内は"当てはまる"と"やや当てはまる"と解答した割合)。

「実施期間」(64%+24%)、「実施時期」(62%+26%)、「インターンシップの内容」(61%+30%)、「業界・事業内容」(61%+29%)、「就活の役に立ちそうか」(53%+31%)、「就職先として興味があるか」(48%+29%)、「スキルや知識が身に付くか」(44%+42%)。

実施時期や期間など物理的条件が合わなければ参加も難しいので、多い結果になるのは当然ですが、「内容」や「業界・事業内容」、「成長」が大きな割合を占めているのは面白いですね。「就活の役に立ちそう」が思ったより少ないのも意外です。

今の時期は興味のある企業・業界のインターンシップに参加して、体感してみるという段階なのでしょう。最初から極端に絞り込まずに体感するのは、とても良い傾向だと思います。

《2.インターンシップ参加理由》
「面白そう」(66%+29%)、「就活対策のため」(66%+23%)、「自分にはどんな仕事が向いているか確かめるため」(58%+26%)、「会社の雰囲気・社風を知るため」(55%+31%)、「会社で働くことを体験したかった」(52%+27%)。

95%もが回答した「面白そう」はとても重要な理由だと思います。仕事は面白いことばかりではありませんが、興味のある仕事の方が力を発揮できるのは確かですし。

「自分にどんな仕事が向いているか」や「会社の雰囲気を知る」は、いくつものインターンシップを経験しないと、判断できないものですから、チャンスがあれば、積極的にチャレンジしてみるのが良いと思います。

昨年の調査との大きな違いはない様ですが、「成長できるか」が当てはまるという学生が増えた点が、今年の特徴らしいです。

単純に就活だけを乗り切るのではなく、インターンシップを通じて自分の仕事に対する考え方など、成長できる事を望む人が増えているのは頼もしい限りですね。

一人で頭の中だけで悶々と悩むより、インターンシップなど人と交わる場所に出掛けて、身体で感じる事が、今の時期は最も大切だと思います。
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2007年09月25日

インターンシップに参加した印象は?

夏休みのインターンシップに参加された方も多いと思います。感想は如何でしたか?

ジョブウェブがインターンシップ参加状況について09卒学生にアンケートを行っていました。ただし、回答数はわずか56名ですし、積極的な学生ばかりだと思われますので、この数字は参考程度に考えた方が良さそうです。

結果は
・インターンシップエントリー数は7社以上が最も多い(4割)
・参加した数は3社以上
・1日だけのインターンシップが増えたことも参加社数が増えた要因


私は1日〜数日の短いインターンシップなら出来るだけ沢山参加するほうが良いと思います。どんなものでも比較対象がないと判断材料にならないからです。

職種が未定の人は、様々な職種を見ることができますし、職種を絞っている人も企業によってカラーがかなり違うことは実感できるはずです。

そのほかに調査結果にあったものでは、「就活で不安に思うことは?」という設問で...
・漠然としていて何から始めてよいか分からない
・インターンシップはエントリー時点で落ちてしまったので本番が怖くなった
・自分の学歴ではエントリーシートで落とされそう
・自分の学部と無関係な職種でも就職できるのか?
・自分が本当にやりたい仕事は見つけられるのか?
・人との出会いが多い中でやっていく不安


不安が全くない人はほとんど存在しないと思います。よく知らない新しいことを始めるのですから不安を感じて当然です。

いくら情報を集めても、いくらインターンシップに参加しても不安を100%無くすことも難しいでしょうが、何も体験せずに考えるより、実際に参加して体感して、それを材料に考えるのでは、意味が全く違います。

今後もインターンシップだけでなく、様々な接触を企画している企業が沢山あると予想されます。チャンスがあれば是非参加して体感してください。
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2007年08月22日

インターンシップが本格的に青田買いの場に

8/16の日本経済新聞に「夏の就業体験で学生囲い込み――1日完結で大量動員」という記事がありました。

従来は1〜2週間かけて業務内容を理解してもらうという目的だったインターンシップが、1日完結型で大量動員するタイプに変わってきているといいます。

とにかくまだ無垢なうちに、1人でも多くの学生と接触して、強く印象付けておきたいというのが、企業の狙いです。

予想はしていましたが、こんなに早く問題視されるとは思いませんでした。

記事には、具体例として次の様に書かれています。

異業種企業と短期型のインターンシップを共催することで、公募規模を前年の約1.6倍の1000人(単独開催との合計)に増やすのはカード大手のジェーシービー(JCB)。4日にTOTOと実施したのを皮切りに、UCC上島珈琲や日本公文教育研究会(大阪市)などとの共催を計画している。バンダイも1日完結型の募集規模を今年は5倍の1500人に拡大。新型プラモデルを開発した若手社員などを講師に玩具企画の面白さなどを広く学生に印象づける。


本来の趣旨とは違う形になってしまったインターンシップだとしても、折角開催してくれるのなら、それを利用しない手はありません。興味とチャンスがあれば、どんどん参加してみるのが良いでしょう。

ただし、企業側の論理に振り回されず、冷静な目で観察してくださいね。
こちらのエントリー「インターンシップと恋愛」も参考にしてください。
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2007年08月21日

ポストドクター版インターンシップ

これまでもポストドクターに関するエントリーを2つ(「就職難の博士に「求職中」マーク新設」「博士号を取得しても就職難」)書きましたが、8/20の日本経済新聞に「文科省、即戦力の博士養成・500人を就業体験に派遣」という記事がありました。

文部科学省が2008年度から博士課程学生やポストドクターを企業に長期間派遣する「博士版インターンシップ」を開始するそうです。

インターンシップを通じて、コミュニケーション能力や商品開発などの知識を獲得し、即戦力に結び付けたいという計画で、初年度は500人派遣とか。

ところが、日本経団連の調査では、現在、企業の技術系採用者に占める博士の割合は2.9%。特にコミュニケーション能力や協調性の欠如が敬遠される理由になっているとのこと。

短期のインターンシップでそれらの能力が鍛えられるとは思えませんが、企業との接触を増やすことで就職につなげたいというところでしょうか。
下手をすると、それらの能力不足を感じたポストドクターは一層大学の研究職の中に閉じこもってしまうのでは?という恐れも感じます。

知人が財閥系電機メーカーに勤務していたのですが、その知人に、グループ内にある研究所は、まるで商品開発に適さない時代遅れ(世間の感覚からズレた)の研究を誇らしげに行っていたと聞いたことがあります。

世捨人の様な感覚の持ち主が研究所や大学にはよく見られます。そんなタイプの人が「売れる商品を作る」事を求められる一般企業で活躍するのは、なかなか困難なのは仕方ないかも知れませんね。

なんとか企業に就職させることを考えるより、一企業では対応できないが重要な基礎研究部門を、共同で維持発展させる仕組み作りが、まずは求められるべきなのかも知れませんね。
posted by コースケ at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | インターンシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする