いかに大企業といえども一朝一夕には誕生しません。長い年月を経て事業を拡大し、最終的に大企業と呼ばれる規模に育ちます。そして、どんな大企業でも必ず生まれた瞬間というのがあります。
毎年数多くの企業(約8万社)が誕生し、また数多くの企業が消滅しています。いったいどれくらいの数の企業が生き延びているのでしょうか。
企業の存続年数を調べてみると次の様に書かれていました。
| 継続年数 | 企業数比率 |
| 創立10年未満 | 93.7% |
| 創立10周年 | 3.6% |
| 創立30周年 | 2.0% |
| 創立50周年 | 0.7% |
| 創立100周年 | 0.03% |
大半の会社(93.7%)が10年以内にこの世から無くなってしまうのですね。
もっと細かく見ると、創業1年後には60%、3年後には38%、5年後には15%しか生残れないそうです。
確かにこの数字を見てしまうと、創業間もないベンチャーに就職するというのは、かなりリスクの高いチャレンジである事は間違いないですね。度胸とエネルギーの無い人はベンチャーを目指すべきではないと言えるでしょう。
でも、これはあくまで統計の話です。年月を持ちこたえていれば安泰かといえば、必ずしもそうではありません。創業30年(2%)を超えていても解散する会社は沢山あります。一時期は企業の寿命は30年とも言われていました。これは時代に合わせて事業内容をリニューアルしていく柔軟性のない企業は30年しか持たないという意味ですが、現代ならもっとスピードアップしているでしょう。
それから長寿企業が必ずしも大企業という訳でもありません。規模だけでいえば、グッドウィルだってライブドアだって若い大企業でした。
日本最古の企業は金剛組という寺社建設の企業です。西暦578年創業(聖徳太子の時代)ですから凄まじいですね。(正確には2005年に経営が行き詰ったのですが、支援を受け新会社として存続)この金剛組以外にも日本には世界と比較しても圧倒的に多数の長寿企業が存在します。創業100年超の企業が15,000社もあるのですから。
これらの長寿企業に共通するものは、「本業からはずれない」事だそうです。加えて「社会にあわせていく」事。景気が良い時に安易に本業外の事業に手を出したりすると、バブル崩壊期に多く見られた状況に追い込まれます。
安定した企業を目指すなら、その企業の基軸がしっかりして本業を大切にしているところが良いといえるかも知れません。本業に普遍的な価値を作り出せる企業ですね。


