日本国内に郵便ポストは何本ある?
正しい数字は約19万本だそうですが、単純に「19万本」と答えても得点はもらえないのです。
どういう考え方でその結果が導き出されたかという、プロセスが大切な質問だからです。記事には次のプロセスで考えるケースが書かれていました。
1.日本の国土面積はどれくらいか
東京〜博多間が新幹線で6時間、時速200Km/hとすれば距離は1200キロ。ならば北海道から九州までは倍の2400キロ。単純に日本を長方形と捉えると、横200キロと推測して、面積は48万平方キロ。(正解は38万平方キロ)
2.人が住む面積
日本は山が多いので、人が住む町があるのは約3割と推測。結果、居住地域は約15万平方キロ。
3.ポストの間隔
日常生活の感覚から、ポストは1平方キロあたりに1本程度あると推測すれば、答えは15万本となる。
という手順で答を導き出します。
正解は19万本なので、当たらずとも遠からずという数字になっています。大切なのは、論理的な考え方であり数値の正しさではないので、これで満点となるのでしょう。(上記の回答は突っ込みどころ満載ですが、そんな事はこの場合関係ないのです)
優秀な人=知識量(公式を覚える、応用するも含む)という捉え方が一般的でしたが、今後は知識量ではなく地頭力になっていくのは間違いないと思います。IT技術の発達で、知識は簡単に手に入る様になりましたし。とはいえ、知識が全くなければ推論もできないですが。
大切なのは知識をどう活用して、ビジネスに役立てて行くかという事だと思います。世の中の変化や、グローバル化など予想外のケースに遭遇することが多くなっています。その時に過去のやり方(ツールやフレームワーク)や単なる知識だけでは、乗り切っていくことは難しいと考えている企業が増えてきています。対応するためには、それができる人材を採用し育てていくことしかありません。
地頭力は受験を前提とした現在の学校教育ではなかなか、身に付かないでしょう。地頭力を伸ばしてもテストの点数が即効的に良くなる可能性は低いですし。だから、学校の成績が良いのが自慢という人は、実は地頭力は鍛えられていないかも知れません。
地頭力を鍛える最良の方法は、いろんなものに好奇心を持つことだと私は思います。
新聞に書かれていた他の問題を最後に紹介します。
「世界中で1日に食べられるピザは何枚?」「びわ湖の水は何滴あるか」「日本国内で一晩に歌われるカラオケ曲の数は?」
あなたなら、どうやって答を導き出しますか?


