2008年07月18日

新入社員「働くことの意識」調査

社会経済生産性本部に『平成20年度新入社員「働くことの意識」調査』の結果が発表されていました。これは過去40年調査されてきたものだそうです。有効回答数は3833件。4年制大卒はその58.7%、院卒は9.4%です。

概要は以下の通り。

1)就活の情報源
「インターネットの企業ホームページ」が1位(85.7%)。これは今回初めて1位になったそうです。それだけインターネットも身近なものになったということでしょう。ちなみに昨年の1位は「会社説明会」で、今年は2位(83.3%)に後退です。

確かにインターネットなら、様々な切り口で企業を知る事ができます。リテラシーの違いが就活を大きく左右する環境になったといえるかも知れませんね。

2)思ったより満足
「思っていたより満足のいく就職が出来た」が全体の82.4%。また2つ以上の企業から内定獲得も46.5%。4年制大卒に限定すると62.2%にも達します。超売り手市場の今年ですから、当然の結果なのかも知れません。

3)企業選択の基準
「自分の能力や個性が活かせる」が28.3%で最多。次に「仕事が面白い(23.8%)」、「技術が覚えられる(13.6%)」の順。

個人の能力発揮に強い関心があることが分かります。個人の能力が高まり、それを総合する組織力があれば、確かに企業にとって最高ではあります。

逆に約30年前に1位だった「会社の将来性」はわずか8.7%、「一流会社だから」も5.0%と低い数字になっています。だからといって、一流会社や将来性に興味がなくなったとは、全く思えませんが。

4)仕事と生活のバランス
「仕事と生活の両立」が79.7%と大多数です。これは質問が悪い気もしますね。最初は皆欲張りですから。就職直後にどちらかを選択するのは考えにくいです。

5)デートか残業か
こんな古典的な質問もあります。「デートをやめて仕事」が81.4%と大多数です。しかも男性(77.6%)より女性(87.1%)の方が高いポイントになっているところが、面白いです。

平成20年度新入社員「働くことの意識」調査結果
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2008年07月16日

第二新卒の問題点

第二新卒で転職活動が上手く行かない原因は「仕事に対する認識欠如・不足」であると回答した企業が48.3%もあったという記事がnikkeiBPにありました。スキル云々の前に、意識に問題があると。

最初に就職した企業に愛想を尽かして飛び出した第二新卒ですが、新卒時と変わらず「具体的な職種や働くイメージができておらず、不安感から大手企業を受ける傾向」があるそうです。一度就職したにも関わらず、その経験がほとんど活かされていない実態が分かりますね。

そんな夢見る少年少女のままだと、新卒以下ですよ。

最初に就職した企業が嫌で飛び出すこと自体は否定しませんが、本当に飛び出す必要があるのかどうか、感情にのみ動かされるのではなく、しっかり考える必要がありますよね。

どんな企業でも嫌な部分は必ずあります。そこだけ見ると、理想とかけ離れて「騙された」感が強くなってしまう心情も分からないではありません。でも、どこに行っても五十歩百歩でしょう。隣りの芝生は青く見えるのは、その企業に所属していないからです。良いところしか見えないのは、就職前に理想を抱いていた状態と同じなのです。

余程ブラック企業でない限り、社会人として認められる程度には頑張ってみるのが、次につながる一番の早道なのではないかと、思います。

大学生までは、与えられることが当たり前の生活なのです。大学全入時代なら尚更です。学生は大学を儲けさせるためのお客様なのですから。でも、就職したら変わります。就活の時点までは、企業にとっても学生は大切な資源ですから、お客さん扱いしてくれますが、入社すれば扱いが変わるのも当然です。

内定を勝ち得た皆さんは、嫌な事があっても頑張れる何かを持っていますか?
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2008年07月15日

2008年度新入社員の会社生活調査

産業能率大学が新入社員を対象に1990年から毎年行っているアンケートの結果を発表していました。有効回答数は740人。新入社員がこれからの社会人生活をどう捉えているかというアンケートです。

ワークライフバランスを実現するために、仕事と生活のどちらを優先したいかを「若手社員」「中堅社員」「管理職」の立場の変化を前提に尋ねた質問があります。

若手社員の時は「どちらかといえば仕事優先(46.7%)」「仕事優先(30.3%)」「どちらかといえば生活優先(18.7%)」「生活優先(4.3%)」の順です。

私は若手社員のうちは、とにかく仕事に集中してしまうのが最も良いと思っています。若い時ならば教えを請うのも難しくないですし、若い時でないと身に付かない(身に付き辛い)ものも存在すると思うからです。また、仕事に熱心に取り組むことで、組織の中での地盤固めもできるでしょう。

組織は人間の集まりですし、上司も人間です。若い時の印象はとても強いものがあります。その時に良いイメージを与えて損をすることはないでしょう。

次に中堅社員の立場で想像すると、「どちらかといえば仕事優先(48.7%)」「どちらかといえば生活優先(29.2%)」「仕事優先(16.7%)」「生活優先(5.4%)」となります。仕事命!の人が減り、生活に焦点を当てようと思う人が増えています。

ところが管理職の立場で想像すると、「どちらかといえば仕事優先(35.1%)」「どちらかといえば生活優先(31.2%)」「仕事優先(20.3%)」「生活優先(13.4%)」の順で、仕事優先が再度増加していると同時に、どちらかといえば生活も増加という二極化になっています。

確かに、管理職ともなれば相当のエネルギーを仕事に費やすことを求められるので、仕事優先にならざるを得ないのですが、それでも、その年代なら家庭を築いているためか、生活を大事にしたいと思う人も増加しているのでしょうか。

ちなみに、ワークライフバランスについては、言葉を知っている人の割合が42.2%で、まだまだ浸透していない様です。

安定志向を調べる質問では、将来独立しようと思っている「独立志向」が8.9%と初めて10%を切ったそうです。逆に、「終身雇用」を望む割合は66.4%と高い値になっています。ただし、「定年は60歳」が適当だそうです。残りの人は転職を考えているということでしょうか。

これは思い切ったチャレンジはせず、安定を持続したいという気持ちの表れでしょうか。しかも、60歳を超えたら仕事を続ける気も無い様です。

面白いことに安定とは逆に、リスクも高い「成果主義」を希望する人が63.6%と多くなっています。でも、これまでのアンケート結果から推測すれば、この「成果主義」は、きちんと自分の仕事ぶりを見ていて欲しいという意味で、リスクやメリットのあるものを望んでいるのではないのかも知れません。

まあ、リスクの無いところにゲインはありませんが。

産業能率大学『2008年度新入社員の会社生活調査
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2008年07月13日

人手不足でも採用コストを下げる企業が増えている

ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが企業の採用担当者400名を対象に、採用活動のアンケートを行った結果が発表されていました。

それによると、年間の平均採用コストは1439万円とのこと。これは前年比6割減の大幅低下だそうです。新卒に663万円(-659万円)、第二新卒に253万円(-629万円)、中途に523万円(-571万円)で、特に第二新卒のコストがかなり抑えられています。

また、今後の採用計画については、1/3の担当者が消極的な姿勢で、「あまり積極的な採用は考えていない(16.2%)」「採用数は減らしていく(8.8%)」「採用予定はない(10.3%)」です。

それでは、人手不足は解消したのかというと、逆に64.8%がまだまだ人員が足りないと回答していて、コストは削減されるけど、人は欲しいという苦しい状況になっているようです。特に不足しているのは「営業関連」で、36.8%が不足していると回答しています。その他「(ネットワーク・通信系)エンジニア」も不足度が高いです。

オマケですが、採用担当者が中途採用したいタレント第1位は「エド・はるみ」でした。コミュニケーション能力に長けた明るいキャラと、礼儀やマナーを身に付けた振る舞いが指示されたと分析されていますが、私にはエド・はるみのコミュニケーション能力が高いとは思えないんですけど。

ちなみに第2位は「木村拓哉」「島田紳助」、第4位「上戸彩」、第5位「眞鍋かをり」と続きます。本気に答えているんでしょうか、このアンケート?

このアンケートを見る限り、団塊世代の大量退職の穴埋めはほぼ終了したので、採用に掛けるコストも下がってきているのかも知れません。人手不足は完全に解消されていなくても、コストパフォーマンスを考える程度まで確保できているのでしょう。特に第二新卒の力の抜け様は凄いです。

景況感も悪くなりつつありますし、間違いなく来年の新卒採用は厳しい方向に振れると予想されますね。まだ内定を得ていない人は、何が何でも今年中に就職するほうが宜しいかと思います。軽い気持ちで就職浪人なんて損するだけですから。

ソフトバンク・ヒューマンキャピタル『採用担当者への採用活動の実態調査
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2008年07月11日

TV-CMで景気を読む

皆さん、最近のTV-CMにパチンコメーカーが多いとお気づきでしょうか?ゴールデンタイムでも数多く放映されていますよね。

TV-CMには世相が反映されるといいますが、どうやら日本の景気も下り坂がはっきりして来た様です。

ロイターにTV朝日の広告収入が大きく落ち込んだという記事が出ていました。2008年4〜6月の事業状況は極めて悪く、特に番組間に流すスポット広告は大きな落ち込みを覚悟しているとのこと。

5月のスポット広告収入は前年同月比85%に下落、加えて中国四川大地震の影響で自粛ムードも打撃になった様です。役員報酬の一部返上まで含めたコスト削減が必須だとか。

かつて、サラ金CM全盛の時期がありました。パチンコも不況時に強い産業といわれています。来年以降の採用も厳しさが出てくる可能性が高くなってきましたね。

大物キャスターの番組が軒並み終了するかもという週刊誌の見出しがありました。出演料が高いキャスターをカットして、番組制作コストを削減するそうです。

予想以上のスピードで、日本の景気は悪くなるのかも知れません。
posted by コースケ at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職関連記事/データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする