それによると、昨年度までと比較し学生のエントリーが大企業に集中しているという結果が出たそうです。
調査対象はレジェンダ・コーポレーションの顧客企業(自動車、医薬品、食品、金融など)54社ですから全ての企業の動きを反映しているものではないということを前提に読んでください。
今年の10月中のエントリー数を昨年と比較したところエントリー総数は43%も増加していて、一昨年と比較すると約2倍にもなるのだそうです。企業側も昨年までの超売り手市場を背景に優秀な人材を確保するために採用活動を早めたことと、急激な景況感悪化で焦った学生が例年より早く行動し始めたのが原因でしょう。
しかも従業員が1000名以上の大企業へのエントリー数は昨年比145%にもなるそうです。(1000名未満の企業は117%)大手企業の人気の高さがわかります。まあ、この時期に本格的に採用活動ができる企業はどうしても規模の大きな企業になってしまう側面はありますが、それでも学生は安定を求めて大企業にまずはエントリーしておくというところでしょうか。
業種では製造業が安定した伸び率を示したのに対し、金融業は低くなっているそうです。昨年までは金融業は凄まじい人気だったのに、極端なものです。この事実だけを見ても、目先の業界選択の危うさはわかりますよね。
最近は理系の学生も給料に目が眩んでか、金融業界に進む人が多かった訳ですが、彼らはこの現実をどう受け止めているのか是非聞いてみたいですね。もとよりギャンブルであることは承知の上だったでしょう。
早期に採用活動をスタートさせた大手企業はインターンシップやセミナーの開催数も増加させているそうです。昨年比なんと1.9倍。ただし、これらの企業の採用活動はここまで金融危機が危険水域になるとは予想していなかった時期に計画され、実行されたものです。従って、今後も同様の傾向で大手企業が積極的に動くと判断するのは危険です。
中小企業なら、すぐに方向転換できますが、大企業はどんな場合でも判断に時間が掛かってしまうのは、こういう採用活動にも現れているといえるかも知れませんね。
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