2008年05月02日

納得のいく就活って?

先日のエントリー『職業選択の不自由さって?』のネタとして紹介したNBonlineの記事「母親の後ろ姿を見て、自分も頑張らなくちゃと思った」の続きの記事がありました。

その中に就活に苦戦する田嶋さん(仮名)のメールが紹介されています。

 就活がうまくいってなくて嫌になることもあるけれど、今は今しかないからここで倒れるわけにはいきません。現段階では自分が納得できる就活が終わるまで倒れないようにします。


どうやら「納得」が重要なポイントの様です。これまでの就活に納得がいかないから、一層辛い状態に追い込まれていると。

それでは、田嶋さん自身が「納得」できる就活とはどんなものなのでしょうか。志望の企業から内定が出さえすれば「納得」できるのでしょうか。落とされた場合でも「納得」があるのでしょうか。

続いてこう書いてありました。

 就活を始めた頃に考えていたことは就活を進めていくうちに失われました。失われたというか、考え方が変わりました。理想を求めすぎたというか現実を目の当たりにして今までの考え方ではいけないと思いました。例えば、友人に誇れるような会社に入るとか。そんな考え方が全くなくなったわけではないですが、だいぶ薄れました。


「友人に誇れる会社に入る」という意味がよく分かりませんが、おそらく誰でも知っている有名企業ということが田嶋さんにとって重要な要素だったのだと予想できます。

そうならば、全く意味がないと思います。ブランド品を身に付ければ自分の価値が上がったの様に錯覚するのと同じですから。もし、田嶋さんが本当にこんな理由で就活をしていたのであれば、上手く行かないのも当然かも知れません。

 どんなに弱気になっても行動だけはします。動かないことには何も変わりませんから。また悪い結果が続いていて、今は精神的にかなりキツイです。本当に私を必要としてくれる会社があるのかと……社会が私を必要としているのか疑問です。


田嶋さんを必要としている企業は必ずあります。ただただ相性が悪いだけです。
自分の良い部分が自覚できていないから、目指す方向を間違えているのだと思います。

 やりたいことを見つけて、それを本気でやりたいと思っているのに会社が受け入れてくれないって悲しいです。

 「納得」とは、あとで後悔しなくてもいいくらい就活をやったら感じると思っています。だから人より長く就活をやる覚悟でいます。


ああ....
やりたいことを本気でやりたいと思っているのであれば、もっと具体的な行動に出ているはずです。それがないから企業も受け入れられないのでしょう。つまり、本気でやりたいと本人が思い込んでいるだけと企業に解釈されているのではないかと。

恋愛に例えれば、「私がこれだけ好きだと訴えているのに、相手は見向きもしない」というのと同じ様な気がします。恋愛は相思相愛でなければ成就しません。就活だって同じです。一方的な情熱だけでは辛いのです。

そして、「納得」を得るには長く就活をすることだと解釈しているのも間違いです。就活はこれまでの経験とこれからの可能性を企業にぶつける場所であって、やり方の変わらない就活そのものを長く続ければよいというものではありません。

勝手な解釈ですが、私は就活を長くやれば納得できるのではなく、たとえ落とされたとしても、何故落ちたのかということが理解できれば納得できるのではないかと思います。

そういえば、先日の柔道全日本選手権で、井上康生選手が1本負けをし、北京への道が完全に絶たれました。これまでの試合では涙の記者会見が多かったのですが、今回は晴れやかな表情だったように思います。おそらく自らの最も得意な内またを仕掛けての(攻めた上での)敗戦ですから、本人も納得したのでしょう。

こういう敗戦の仕方であれば、就活でも「納得」できるのかも知れませんね。

ただし、企業は「こういう理由であなたは不採用になりました」などとは教えてくれません。だから皆悩んで袋小路に陥ってしまうのですが...
posted by コースケ at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職関連記事/データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする