求人広告のアイデムの「人と仕事研究所」が転職に関するアンケート結果を発表していました。
対象は20〜50代の正社員として勤務している男女です。有効回答数は1092。10個の選択肢から3つ選ぶという形でのアンケートですから、最も多いものが必ずしも一番とは限りませんが、参考になると思います。
特に「天職」の定義はひとそれぞれで、明確なものはないため、「天職は誰にでもある」とか「能力発揮」、「自分の才能を生かせる仕事」という結果が出ているところが面白いです。
もう少し詳しく紹介します。
・「仕事とは生計を支えるもの」93.4%
圧倒的に生計を支えるために仕事をしているという意見が多いですが、これは当たり前ですよね。趣味で働けるほど裕福な人はそんなに沢山いないですから。3つ選択するなら、ほとんどの人は当てはまるでしょう。
その他では「社会や人とのつながり(43.5%)」「社会人としての義務(33.2%)」が多い回答になっています。
・「仕事が自分に合っている」74.3%
「非常に合っている(10.7%)」「まあ合っている(63.9%)」「あまり合っていない(21.7%)」「まったく合っていない(3.9%)」という結果です。非常に合っていると答えた人は本当に幸せですね。
・「仕事にやりがいを感じる」68.9%
「非常に..(10.0%)」「ある程度...(58.9%)」「あまり感じない(24.8%)」「全く感じない(6.3%)」という結果。当然ですが、仕事が自分に合っていると感じている人は、同時にやりがいを感じているという事でしょう。
・「現在の仕事が好き」65.2%
「とても好き(10.3%)」「好き(54.9%)」「あまり好きでない(30.1%)」「全く好きでない(4.7%)」。こちらも同様の結果ですね。逆に現在の仕事が好きだから、自分に合っていると思い、やりがいを感じているともいえますね。
・「現在の仕事が天職」22.9%
ところが、天職かと問われると、「YES(22.9%)」「NO(77.1%)」という結果になります。自分に合った仕事で、やりがいを感じて、仕事をするのが好きでも、『天職』とまでは言えないという事でしょうか。これまでの質問で「非常に...」と回答した人のみ天職と思っているのかも知れませんね。
最初の『仕事とは?』という問いで「社会貢献」「生きがい」「自己実現」「自己研鑽」と回答した人も天職だと感じる割合が高いそうです。
・「周りに天職に就いている人がいる」57.1%
これまた面白い結果です。自分自身では天職だと思っている人が22.9%しかいないのに、周りの人に天職についている人がいると感じる割合が57.1%も存在します。本人はそう思っていなくても、周囲から見れば、十分天職なのでしょう。
・「天職とは能力発揮」60.0%
この他には「生きがい」「充実感」「やりがい」などが40%を超えています。
・「才能を活かせる仕事が天職」60.3%
自分が備える才能が何であるか、しっかり自覚出来ている人は少ないのではないでしょうか。分かっているつもりでも勘違いだったりするでしょうし。だから才能を活かせる仕事を探すのは、なかなか難しい。
この他には「非常にやりがいを感じる(39.1%)」「充実感を覚える(37.1%)」が多い回答です。中には「自分自身で天職だと思う仕事(24.4%)」や「プライドを持って出来る仕事(22.2%)」というものもあります。
・「天職は誰にでもあるが、必ずしも出会えるものではない」73.9%、
広辞苑では『その人の天性に最も合った職業』が天職とされています。人それぞれ天性が異なるのは言うまでもありませんから、天職の数も人の数ほどあるといえるでしょう。
面接は、合否を決める場所であると同時に、配属まで決まる企業もあります。面接でのやりとりで、学生本人が自覚している自己PRと、面接官が感じ取った才能や可能性が異なることは結構あります。
入社後に、希望の部署と違ってガッカリする人もいると思いますが、ひょっとしたら気付かなかった天職に近づいているのかも知れませんね。
※ 詳細は
アイデムのページ年代で異なるいコメントが面白いですよ。(pdfファイルです)