直接志望している業種と関係なくても全然構いません。とにかく学生時代に熱中したものを聞きたいのです。
仕事の経験がない新卒採用の場合、過去の実績を聞くことは不可能です。だから将来の可能性を探るしかありません。そのための一つの材料として「熱中したもの」は意味のある質問になると私は考えています。
仕事は日々勉強の積み重ねが大切です。仕事に興味を持たないと勉強する気も起きないし、スキルも身に付きません。また、好きでない仕事の中にも興味を見出せるかどうかも重要な要素です。だからこそ、自由に好きな事に熱中できる学生時代の話が聞きたいのです。
多方面にいろんな事に対して興味を持つ人もいますし、一つの事に集中してプロ顔負けの人もいます。まあ、ほとんどの人は熱中したものがないのですが...
ちょっと面白いコラムを見つけました。
弁護士の葉玉匡美氏がNBonlineの中で書いていたのですが、司法試験予備校で生徒の実力を知る方法です。
持ち歩いている本の数と疲労度(痛み具合)で、生徒の実力を測定する。その判定基準とは、
(1)新品の本を沢山持ち歩いているのは「初心者」
(2)疲労度の低い本を、少しだけ持ち歩いているのは「初級者」
(3)疲労度の高い本を沢山持ち歩いているのは「中級者」
(4)疲労度の高い本をちょっとだけ持ち歩いているのは「上級者」
というものだ。
この本の数を興味のあるもの(熱中したもの)、本の疲労度をその分野の知識や経験の量と読み換えると、熱中度が分かります。
つまり、いろいろ興味はあるが知識や経験が浅い場合は「初心者」、興味の幅は狭いが玄人裸足の人は「上級者」という感じです。
採用面接で評価の対象になるのは、上記の例でいえば「中級者」と「上級者」ですね。これは職種によって重み付けが異なる部分だと思いますので、どちらが上かは一概には言えません。
「初心者」や「初級者」ではアピールする材料には至りませんが、「熱中したものが何もない=本を持っていない人」よりは、はるかにマシです。もし今の時点で「初心者」や「初級者」であるなら、何とか「中級者」「上級者」を目指す事で、自己アピール度はぐんとアップするのは間違いありませんよ。


