2007年08月31日

女性の働きやすい企業とは

リクナビNEXTに「育児と仕事の両立を応援する会社」が特集されていました。

リクナビNEXTは転職専用サイトですが、企業の姿勢という意味では、新卒の場合にも参考になると思います。

実際に育児と仕事の両立を経験した「ワーキングマザー座談会」で出てきたキーワードは、次の様なものでした。

・生活リズムを掴むまでが大変
・健康管理に一層気をつけるようになった
・育児休業制度、短時間勤務制度など制度面に助けられた
・各種手当てなど経済面の制度で助けられた
・出来るときに人一倍頑張っておけば、出来ないときに助けてもらえる
・両立させているからこそ、精神的にバランスがとりやすい
・実際に利用している人がどれくらいいるかが重要
・経営者がどれだけ女性を戦力と考えているか

では、具体的に仕事と育児を両立させる方法としてどの様なものがあるでしょうか。リクナビNEXTに掲載されている企業は次の様に提案しています。

1.勤務時間
フレックス制(1日3〜4時間の勤務時間を満たせばOK)
裁量労働制(勤務時間は自由裁量)
産前産後の勤務時間短縮や時差出勤(出社時刻や退社時刻の調整)

時間拘束の緩やかな勤務制度を整備することで、対応する企業は多い様です。
ただし、時間拘束は緩やかだが歩合制など、給与面とのバーターはある程度覚悟する必要がありそうです。

2.経済面での支援
産休・育児支援制度で経済面の支援をする企業もあります。例えば、園児1人あたり月額2万円支給や保育園費用を補助など。

3.休暇制度
出産育児休暇が一般的ですが、長期間の休暇が取れる制度を整備している企業は多いです。
また、3ヶ月に数日など通常の有給休暇とは別にとることが出来る制度です。例えば、運動会や父兄参観日などに利用されるのでしょう。

4.在宅勤務制度
出勤そのものを免除して、在宅で仕事をしてもらうという制度です。ネット環境が整っているなどの物理面は当然としても、仕事が在宅で出来る種類のものかどうかが重要なポイントになりますね。

女子学生の方が、面接でこれらの条件を聞き出すのは、かなりリスクを伴いますので、事前に情報を入手して、説明会やOG訪問などで確認すると良いでしょう。

ただし制度は整備されていても、実際には運用されていないケースも多いという事も頭に入れておきましょう。

職場で相互の理解や協力が得られるかどうか、実は制度より何よりこれが一番重要なポイントだと思います。折角制度が整備されていたとしても、とても利用できる雰囲気ではない企業も沢山あります。

当然といえば当然ですが、女性が多い企業(販売、営業スタッフを多数抱えているなど)が、出産育児に対しての制度が整備されている割合が高いです。また経営者が女性の場合も、制度や運用に理解を示す可能性は高いかも知れません。

制度以外の面では、通勤が楽な立地も大きな条件になりますし、制度は充実してなくても、もともと残業時間が少ないというのも、現実的な解の一つになるかも知れません。
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2007年08月30日

新入社員が辞めない会社

新入社員の定着率が下がっている報道が多い昨今ですが、面白いコラムを見つけました。日経BPに連載されている株式会社武蔵野の小山昇社長のコラムです。

8/28分は新入社員の定着について書かれていました。小山社長はユニークな方で、"常識的な人"から見れば驚くような経営手法を使われるのですが、今回は企業選択する上で一つの指標になりそうな内容だったので簡単に紹介します。

この会社には過去4年間に35人の新入社員が入社して、これまで妊娠での退職1名以外は誰も退職していないそうです。これだけ新入社員の離脱率が高い現在において、とても凄いことだと思います。

その定着率の良い理由として次を挙げています。

1.能力より、価値観の合う人を優先的に採用している
どんなに優秀でも、社長の価値観と全く合わない人は採用しない。

2.企業セミナーでは一切の隠し事をせず、ありのままを見せる
過剰な演出をしても、入社すれば実態が露見してしまう。入社後に実態を見て辞められる方がコストが無駄になる。

3.内定者には1日社長に同行させて仕事を見せる
社長の価値観を仕事を通じてみせることで、学生は自分の価値観と合うか確認できる

4.家族の意見を確認させ、本人の意思を再確認させる
入社に対して家族の反対がある場合、それを説得して入社したいと思うくらいでないと、いずれ退職の道を選ぶ。

5.入社後には、専門のインストラクターを2名付けて指導する
ギャップを埋める役割を担うインストラクターをつけフォローしながら、成功体験をさせる。ただし、インストラクターは手伝いはするが、ギャップは本人に埋めさせる事で成長を促す。


どれも素晴らしい方法だと思います。企業という組織に所属する以上、その組織の価値観を共有できない人は、続けて行くのが辛くなるのは当然ですし、実態を正直に見せるのは、企業として自信があるからでしょう。そして、入社後のフォローもきちんと考えているところも流石です。

一般的な会社だと、とりあえず優秀な人材を確保し入社させてしまえば、後は何とかなるだろうという考え方が支配的だったりします。特に有名企業であれば、そのブランド力が退職を防ぐ抑止力にもなってくるからです。

これらの手法は余程経営者に意識がないと、真似できるところは少ないかも知れませんが(武蔵野は360名の会社)、手法は違っても、売り手市場でも学生に媚びない姿勢を示す企業の中には、あなたを満足させるところがあるかも知れません。

もう一つこのコラムから私が強く感じたのは、経営者に人を観察して理解する力がある企業は働きやすいのだということです。皆さんが入社までに経営者に会う機会はほとんど無いかも知れませんが、企業セミナーや面接で話をする幹部社員にも価値観は伝播しているはずですから、是非そこを感じてください。
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2007年08月29日

弁護士の卵も就職難

8/27のasahi.comに『司法修習生、就職先未定が100人超す 日弁連の調査』という記事がありました。
 来月から年末にかけて修習を終える司法修習生約2500人のうち、現時点で少なくとも100人以上の就職先が決まっていないとみられることが日本弁護士連合会の調査で分かった。例年なら行き先が固まっている時期だが、今年は、司法制度改革で司法試験合格者が増えている影響で、当初から「就職難」が予想されていた。調査結果は懸念を裏付けた形だ。


 法曹界ではかねて「2007年問題」として就職難を危ぶむ声が高まっていた。合格者は10年には3000人に増える見通しで、来年以降はさらに深刻になる恐れがある。


法曹人口を増やすという国の方針に基づいて司法試験の合格者を増やしたのに、裁判官や検察官への採用数は大きく増えないというチグハグさは何でしょうか。

ポストドクター就職難の件といい、国の方針は素直に信じない方が良さそうですね。
posted by コースケ at 15:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職関連記事/データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

内定者が不安に思うことは?

ジョブウェブに『08学生に聞く!内定先に対して不安に思うことは?』というアンケート結果が載っていました。

4月下旬に、08卒学生852名に対し実施したアンケートによると、6割強の学生は内定を得、そのうち6割は複数内定を所有している。中には、10社以上の内定を獲得した学生もいるようだ。

と売り手市場ぶりが見られますが、
蓋を開けてみると、内定を持っていると答えた学生の実に9割が、
内定先に対して、何らかの不安を抱いているというのである。

とこのこと。皆悩んでいるのですね。

具体的にはどんな不安があるかというと、最も多いのが、「待遇・働く環境に対する不安」(24%)、次いで「会社自体への不安」(21%)。

「待遇・働く環境に対する不安」は、給料の安さ、福利厚生、研修制度、残業の多さ、激務、女性の働きやすさに関してで、「会社自体への不安」は、離職率、イメージと現実とのギャップ、過去の不祥事、将来性などについてだそうです。

説明会やOB訪問などで確認する機会はあっても、なかなか聞き辛いので不安がずっと解消できない様です。

待遇や環境について不安に思う気持ちは分かりますが、こればかりは今からはどうしようもありませんよね。

3番目に多いのが「仕事・自分の能力についての不安」(19%)で、仕事がこなせるかとか、忙しさや厳しさに耐えられるかなど。

これは心配しても仕方ないですよね。企業側が能力があると見込んだから内定が出た訳ですから。実際に仕事をしながら頑張るだけですよ。

予想外に少なかったのが「人間関係に対する不安」(4%)。ほとんどの転職理由に人間関係が絡んでいる現実を考えると、たった4%しか不安視していない事の方に私は不安になってしまいます。

少々変わった意見では
あっさり受かってしまったが為に、自分のどこが評価されたのか、誰でもよかったのではないか・・・といった思いを抱いてしまうようだ。

というものがあるそうです。

あっさり受かってしまったが故に、待遇や環境、自分の能力などに、今頃になって不安が募っているだけなのかも知れません。そう考えると『楽』な就活も一概に良いことだとは言い切れないですね。

自分で勝ち取った実感というか、達成感がない就活だと、就職する企業に対しての愛着も生まれにくいでしょうから、ちょっとした不安が的中すると「自分はここで働いていても良いのだろうか・・・」と短絡的に考えてしまいそうです。

この人と婚約したけど、本当にずっと仲良くやっていけるだろうか...という不安に似たものを感じます。いろんな障害を乗り越えて婚約に至ったのであれば、不安なんて無いでしょうが、あまりにあっさり結婚することになった場合は、不安になるのと同じかも。

いずれにしても、パーフェクトな職場なんてないですから、最後は本人が何を大切にし、目をつぶるものは何かをしっかり自覚することだけです。

給料が安くても、古びたビルに職場があっても、残業が多くても、天職であれば、幸せな人だっているのですから。
あるいは、人間関係に恵まれたら、それだけで大きな財産だったりしますよ。

企業を取り巻く環境だって、何十年も経てば大きく変化します。いちいち細かな部分に目を奪われて、悩むのは無意味です。

2007年人気企業ランキング文系4位だったJALでさえ、地上職で700人の早期退職者を募集する計画を発表していましたからね。
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2007年08月28日

自分に合わない会社を探す方が早い

ぼんやり就活を考え始めている、あなた。自分にあった企業はどうやって探せばよいのか悩んでいるでしょうか。

これまでも何度も書いてきましたが、既に自分の将来の姿が見えている人はともかく、霧の中の人は、数あまたある企業から選択するのはなかなか至難の業ですよね。

良くノウハウ本などに書かれているのは、自己分析をして、それに合う企業を探すという手順。間違いではないですが、それが出来たら悩まない訳で...

そこで、逆に考えてみるのはどうかという提案です。

「こんなタイプの企業では働きたくない!」というのは誰でも割と明確なのではないでしょうか。

そういう大嫌いタイプの企業はどんどん捨てていって、気になる企業だけ、まずは集めてみることです。

きっとその中にあなたに合う企業があります。ひょっとすると全部そうかも知れません。

いくつか(あるいは沢山)選んだら、もう少し詳しく事業内容などを見て行きます。細かく見ることで嫌い!な部分が出てきたら、また捨てていきます。こうやって数を絞り込んでいくのです。

多くても30社くらいに絞りましょう。そして残った企業にはもれなくエントリーしましょう。これ以上残しても、実際にセミナーや面接に進むと20社以下でないと時間的に不可能ですから。

そしてOB訪問も出来るだけやりましょう。就職サイトや企業側の書く綺麗事だけでない、生の情報は、相手と接触して取るしかありませんから。

そのためには、限られた貴重な機会に何を確認すれば良いか、じっくり準備しておくことです。そうしないと、OBに「何しに来たんだ、コイツ!!」と思われておしまいです。相手は暇人じゃないですしね。

もっとも最初から完璧な準備なんかできないですけど、後は場数をこなしながら経験で埋めていくのです。

企業組織は沢山の人間で出来ています。人間の数だけ性格も異なります。そのうち誰が上司や同僚になるかなんて超小企業でなければ誰にも分かりません。上司が悪ければ転職の道を選ぶ人が多くなるのはアンケート等で証明されています。あとは運なのです。

だから精密に自己分析をして、自分に合う企業を探し当てるなんて、始めから無理なことなんですよ。

とにかく動いてみる(試してみる)、そしてまた考える。これを繰り返すしかありません。

結婚相手だって、出会うことの出来た(限られた)人の中から選んでいるに過ぎません。当然嫌いなタイプは最初から好きにならないでしょう?

自分はこういう人間だから、こういうタイプの女性でなければならないといっていたら、何時までたっても彼女はできないのと同じことなんです。
posted by コースケ at 00:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする