2007年07月31日

就職難の博士に「求職中」マーク新設

先日「博士号を取得しても就職難」をエントリーしましたが、応用物理学会(約2万4000人)が、求職中を示す「キャリアエクスプローラーマーク」を新設・試行すると発表していました。

これは求職中のポストドクターが就職の意思を示すことで、就活を後押しする目的で新設されたものだそうです。

具体的には、学会の講演者であるポストドクターが、発表スライドにエクスプローラーマークを表示することで、求職中であることをアピールできるようになるとか。

同学会では毎回約4000人が発表するうち、ポストドクターが500人程もいるそうなので、実際にどの程度の訴求力があるのか疑問ではありますが、学会には企業の研究所の所長や部長も多数参加しているので、即その場で面接も可能というのが売りです。

この仕組みが上手く行けば、他の学会でも一般的になるのでしょうか。ポストドクターの学会発表の意味合いも、これまでとは変わっていくのかも知れませんね。
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コミュニケーション力は才能じゃない!

あなたはコミュニケーション能力って才能だからと諦めていませんか?

優れた芸人のあの間、言葉の選び方、状況に応じた強弱のある話し方、これらは確かに才能です。真似するのは難しいですよね。でもこれは能力というよりセンスです。このセンスがあればコミュニケーションがより充実するのは確かですが、このセンスがないとコミュニケーションが成立しない訳ではありません。

大切なのは相手との相互理解です。相手の求めるものを与え、自分の欲しいものを得る。ただそれだけのことです。その単純なことを成す方法は、誤解の無いように伝えることです。

それでは天才的なセンスがない私達が相手に誤解されずに伝えるためには、どうすれば良いでしょうか。

方法は一つ、ポイントを絞って論理的に話をすることです。

あなたは面接官に質問されたとき、思いつくままに口に出してしまうことはありませんか?その結果焦点がぼやけて「何を言いたいのか分からない」と思われてしまうのです。とにかく伝えたいことが沢山あるからといって無闇に話しても伝わらなければ意味がありません。

感覚のままに話すのではなく、筋道を立てて結論に導いていく話し方をしないと、まず伝わらないのです。

それは相手は相手の解釈であなたの話を聞いてしまうからです。決してあなたの言いたいことを勝手に汲み取ってくれることはありません。だってあなたと一緒に暮らしたことも、今話しているエピソードを共に経験した訳でもないのですから当然でしょう。年代が違えばなおさらです。

仲の良い友人との間では、無意識ですが2人の共通認識の上に話をしています。お互いの事をよく知っているのですから、ちょっとした一言でも相手には気持ちが正確に伝わるのです。極端な話「あれ、どうだったけ?」と言うだけで伝わるなんて身近な人だけですよね。

コミュニケーションには共通認識が重要です。一般的には誰もが経験している体験や、誰もが知っている知識、価値観などです。日本人は「阿吽の呼吸」という文化を持っていますが、これは狭い国土で同じ民族がほとんどだという日本の特殊事情のため、基盤となる共通認識が一致している場合が多いからこそなんです。

ところが外国では宗教や人種や地域が違うと、この共通認識が大きく異なりますので、共通認識を前提としたコミュニケーションはまず成立しません。

簡単に言えば、自分が当たり前と思っている前提は、相手にとって未知なことや異端なことかも知れないという事です。そんな状態では伝えたいことも伝わらないのは当然でしょう?

面接官は数多くの経験を積んでいますので、ある程度は意図を汲むよう努力してくれますが、それでも友人と比較すれば共通認識はかなりズレているのは間違いありません。

共通認識を頼りに話ができないとなれば、言葉を使って論理的に正確に話を進めるしかないですよね。

そのためには以下の2つを注意しましょう。
・1つの質問に対してポイント絞って回答する
・回答の結論を決めてから、それに至る自分の考え方を論理的に説明する

面接官が聞きたいのは漠然とした感覚的な話ではありません。個性より、とにかく面接官が理解し納得できる回答なのです。

コミュニケーション力は面接だけでなく、社会人として生きていく上で最も重要なファクターの1つですから、就活で力を磨くことは将来に渡っても役立つと思います。
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2007年07月30日

夏休みの過ごし方

既に皆さんは夏休みに入っているのでしょうか。

実に羨ましいですね。社会人になるとなかなか長期の休みを取る事は難しいので、残り少ないチャンスを無駄にしないで思いっきり有効に活用してください。

さて就職を意識している人はこの機会を利用して、ネット等では収集できない「生」の情報を集めてみてはどうでしょう。

インターンシップやアルバイトなど、その環境の中に身を置くのが一番良いのですが、そのチャンスが得られなかったとしてもやり方は他にもあります。

商品やサービスを提供している業界を志望しているのであれば、それを取り扱っている店に行って見ると新しい発見が得られると思います。

「これまで何度もお店に行ったことはある!」と反論されるかも知れませんが、お客さんとしてでなく、いつもと違う視点で見てみることで気付かなかったものが見えると思うのです。

例えば、あなたがオモチャを作る会社を志望しているとするなら、オモチャを制作した人の目線でおもちゃ屋さんを訪れるお客さんや販売員を観察するのです。「あんなディスプレイの仕方ではあのおもちゃの良さは子供には伝わらない」とか「もっと触らせないと商品の良さは分からない」「あの形状だと思った以上に子どもには持ちにくい」など様々なヒントが見えてくるはずです。

旅行代理店志望なら、この夏休みに行った個人旅行をパンフレットに仕上げるとしたら、どんな切り口で何を訴えるかシミュレーションしてみるのです。あなたがその旅行で目的としたもの、そのために調べた事など楽しみを倍増するための工夫が必ずあったはずです。それを他の人に勧めるためには、どんな方法があるのか、どんな伝え方が良いのかを考えてみるのです。結構面白いと思いますよ。

重要なポイントは志望している業界の社員になったつもりで考える事です。

面接で志望動機は必ず聞かれますが、よくいる勘違いタイプは「お客さんとしてありがたいけど、社員としては向いていない」という人です。就職先としてでなく、あくまでもお客さんとしてしか企業を見ていないなら、それは単なる1ファンに過ぎません。

そんなタイプは流石にファンだけあって会社の事は良く調べているのですが、一番大切な「入社したら何をしたいか、何が出来るか」を考えたことがないというのでは辛いです。

逆に実体験や観察をヒントに具体的な提案できたら、大きなアピールポイントに出来るはずですよ。
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2007年07月29日

満足いく就活に必要なのは就活の「量」より「質」


「13歳のハローワーク」に全国の大学生と専門学校生(それぞれ最終学年)5163名を対象に行った「就職に関する意識や活動実態について」調査の結果が公表されていましたので紹介します。

要旨は満足いく就活(就活納得度)のためには、エントリー数、訪問数などの「量」ではなく、自己分析や業界研究といった「質」が大切だというものです。

確かに闇雲に数多くの企業にエントリーして会社説明会に参加しても、一貫性がなければトレーニングにはなっても就職には結びつきませんよね。つまり自分が想像できない仕事をやっている企業に応募しても、あなたの良さが出せない訳ですから。

生まれて20年ちょっとに過ぎませんが、その間に確実に「あなた」が形成されているのは間違いありません。その「あなた」を自覚して始めて仕事への展望が開けてくるのだと思います。つまり自己分析ですね。その自己分析と業界研究の一致した部分こそが、あなたのセールスポイントになる訳です。

それから調査では、キャリアビューが形成されているほど就活納得度が高いとあります。

キャリアビューとは、職場やキャリアのイメージができる、適正があると思う、自信があるなど「総合的な仕事や職場に対する展望の概念」のことです。

専門学校生は既に志望就職先と同じ分野の教育を受けているので、キャリアビューが形成されやすく、大学生は専門と就職先が必ずしも一致しないので、就活を通じてキャリアビューを形成するケースが多いそうです。

親のタイプとキャリアビューの関係についても調べていて、子供の就活や就職先に「関心が強く干渉しない」タイプの親を持つ学生が最もキャリアビューが高く、逆に「関心は強くないが干渉するタイプ」が最もキャリアビューが低いという結果になっています。

そういえば、先日教えてGoo!に「内定は既に得たのですが、親が公務員になれというので公務員試験を受けたいと思っています・・・」という質問が載っていて驚いたのを思い出しました。この人にはやりたい事がないのだろうか、親の言う事に盲目的に従う人生なんだろうかと。きっと質問者の親は「関心は強くないが干渉するタイプ」なのだろうなあと。

この調査結果が掲載されている「13歳のハローワーク」は作家村上龍氏の同名著書からスタートしています。その本の村上氏のメッセージ「子どもが好きな学問や技術、職業などをできるだけ早い時期に選ぶことができれば、そのことがアドバンテージになる」を大きな潮流にすることが目標のサイトなのだそうです。

そういえば先日「クロイノ」などのロボット製作で有名なロボガレージの高橋智隆氏も、小さい頃からモノ作りが大好きだったとNHK「トップランナー」で語っていました。もちろん彼の少年時代に動くロボットなど身近に存在しなかったのですが、将来モノを作る仕事をすると漠然とでもイメージしていたからこそ、自然に現在の仕事にたどり着き成功したのだと思います。

皆さんにも必ず子供の頃から好きな事、好きだった事があるはずです。その好きな事のエキスが何か自分で自覚できれば、きっとキャリアビューは簡単に作り上げられるでしょう。

キャリアビューが出来れば、無駄に多くの企業にエントリーしなくても、濃い就活ができるでしょう。
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2007年07月28日

就活中の学生の55%が「機会があれば転職したい」!?

日本総合研究所と楽天リサーチが就活中の学生と20代の社会人に対して実施した「若年者の企業観とCSR意識に関する調査」の結果の一部を紹介します。

企業選びの際に重要な決め手になる要因としては「能力・適性を活かした仕事ができるかどうか」を最も重視しているという結果でした。これは予想の範囲内。

その「能力・適正を活かした仕事ができるか」ですが、20代社会人の半数以上が「活かせている」と回答する一方、理系の四年制大卒は「まったく活かせていない」という回答が多くなっています。同じ理系でも、理系大学院卒は「非常に活かせている」と回答していることから、自認している能力と企業が判断する能力にかなりギャップがあることがうかがえます。

「就職した企業で働き続けたいか」という設問では、就活中の学生の40%が働き続けたいとする一方、「機会があれば転職したい」という人も55%存在します。しかも5%は「数年以内の転職を前提」としていると回答しています。

入社後、理想とのギャップに幻滅して転職志向が高まるのは、当然な気持ちだと理解できるのですが、就職前の学生の60%が転職を意識している事にかなり驚きました。

5%の転職前提の人は、独立などやりたいことの勉強のために一旦就職するのだと思われますが、全体の傾向として企業への帰属意識はかなり希薄になってきているのは間違いなさそうです。

企業側も苦労が絶えないですね・・・

学生側も、この強気(いつでも転職してやる/できる)が超売り手市場を背景にしているのなら、ちょっと心配ではありますが・・・
posted by コースケ at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 就職関連記事/データ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする